日盲社協法人 発行図書

「国際協力のパイオニアたち 〜視覚障害者とともに〜 」のご紹介

当法人は、平成27年度の事業の一端として、『国際協力のパイオニアたち 〜アジアの視覚障害者とともに〜 』を発行しました。途上国の視覚障害者に対する日本の国際協力は、過去50年間で大きく広がり、高い成果をあげていますが、特にアジア諸国への協力が中心です。これは、熱い使命感を持った個人や団体がパイオニアとなって道を開いたからであり、その意義を忘れるわけにはいきません。本書の発行を意図し、計画したのも、まさにそのためだと言えます。幸いにも、埼玉県民共済生活協同組合のご助成をいただいて昨年12月に上梓することができました。

国際協力の分野は、日本語教育、教材製作、IT機器の操作技術、マッサージ技術など、多岐に及びます。一方、協力・支援の目的は、これを受けた国々の教育・福祉の向上にあり、そのために当事国の若いリーダーの養成が主眼です。本書の執筆者7名は、いずれも協力事業に直接関わっており、事業を始めたきっかけ、苦労話、喜び、課題などが興味深く、リアルに書かれています。是非お読みいただくことを希望します。

 

国際協力のパイオニアたち 表紙
国際協力のパイオニアたち 表紙

 

国際協力のパイオニアたち p6〜p7 目次部分
国際協力のパイオニアたち p6〜p7 目次部分

 

日盲社協自立支援施設部会 発行図書

「盲導犬年次報告書」のご紹介

日盲社協自立支援施設部会・盲導犬委員会では、毎年、盲導犬実働頭数・盲導犬育成数などに関する年次報告書を作成しております。
盲導犬に関して、報道関係や行政機関からお問い合わせも多く、今協議会HPで閲覧できるように掲載いたしました。
ご活用いただければ、幸甚です。

 

2022年度盲導犬年次報告書.pdf 2021年度盲導犬年次報告書.pdf
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2020年度盲導犬年次報告書.pdf 200430_2019年度盲導犬年次報告.pdf
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190501盲導犬年次報告(2018年度末)報告用.pdf 盲導犬訓練施設年次報告書(2017年度報告書).pdf
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盲導犬年次報告書(2016年度報告用).pdf 盲導犬訓練施設年次報告書(2015年度末集計).pdf
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盲導犬訓練施設年次報告書(2014年度末集計).pdf 盲導犬訓練施設年次報告書(2013年度末集計).pdf
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盲導犬訓練施設年次報告書(2012年度末集計).pdf
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日盲社協 点字出版部会 発行図書

「点字版自治体広報誌」に関する実態調査報告書 のご紹介

 

点字出版部会では、公益財団法人日本社会福祉弘済会様よりご助成をいただき、「点字版自治体広報誌」に関する実態調査をおこない、その結果を報告書にまとめました。

 

自治体広報誌は、住民に様々な情報を提供する重要な媒体であり、情報入手手段の少ない視覚障害者にとっては数少ない情報源ですが、点字広報誌を作成していない自治体もあり、作成状況も自治体によって様々に異なっているのが現状です。

全国の都道府県・市・特別区を対象にアンケートによる実態調査を行い、点字広報誌の普及・啓発に取り組むことにより、視覚障害者の社会参加に貢献することを目的としました。

点字出版部会の中に「自治体広報啓発委員会」を設置し、2014年5月29日の委員会で、アンケート内容を検討・討議したのち、7月31日から8月25日の間で全国の都道府県・政令市・特別区・市の855自治体に対して郵送でアンケート調査を行い、返送された回答を集計し、10月31日の委員会で結果分析・考察を行った後もメール等で意見交換・確認をしながら、2015年1月中旬に報告書を完成させました。完成した報告書は、3月中旬までに都道府県・政令指定都市、全国の点字図書館や視覚障害者団体等250ヵ所へ配布を行いました。

 

報告書の内容(PDF)はこちらより閲覧できます。

 

調査の結果を踏まえながら、視覚障害者団体や点字図書館と連携をしながら、各自治体に対して点字広報誌作成の必要性を働きかけ、全国の視覚障害者が常に最新の自治体行政情報・地域情報を得ることができるようにしていきます。

 


 

「点字図書給付事業」に関するアンケート調査
全国地方自治体からの回答報告書 のご紹介

報告書の表紙

平成25年12月発行

 

← 「点字図書給付事業」に関するアンケート調査
全国地方自治体からの回答報告書 の表紙

点字出版部会では、埼玉県民共済生活協同組合様よりご助成をいただき、「点字図書給付事業市区町村実態調査(アンケート)事業をおこない、その結果を報告書にまとめました。

 

点字図書給付事業が国から地方自治体に移管したことにより、当該事業の運用や申請方法が自治体ごとに異なる状況となり、視覚障害(児)者が利用するにあたって自治体とのやりとりを何度も強いられ、給付手続きが複雑になっています。そこで、申請方法の統一と簡素化を目指すことを目的として、全国の市区町村を対象に点字図書給付事業の運用状況と申請方法について郵送でアンケート調査を行い、その結果を集計・分析し、報告書を作成いたしました。

 

報告書の内容(PDF)はこちらより閲覧できます。

 

この報告書が、点字図書給付事業の改善に役立ち、視覚障害者と自治体の事務手続き等の軽減が実現し、利用しやすくなることにより点字図書の購入増加が図られ、視覚障害者がより良質で十分な量の情報提供を受けることができるよう、切に願ってやみません。

 

日盲社協情報サービス部会 発行図書

障害者の読書と電子書籍 〜見えない、見えにくい人の「読む権利」求めて〜

 

この図書は、埼玉県民共済生活協同組合様よりご助成をいただき作成いたしました。

図書の表紙

↑ 図書の表紙

本文P.128〜129

↑ 本文P.128〜129
(「読書困難者の情報バリアフリーを考える」
岩井和彦氏が執筆された章)

障害者の読書と電子書籍 〜見えない、見えにくい人の「読む権利」求めて〜
が完成いたしました。

 

本書は、すべての書籍に自由にアクセスできるように、障害者等の読書環境の充実を図ることを目的とし、電子書籍の活用法に関する有益な手引き書として、平成26年12月16日に発行されました。この日は、本書編集委員長だった『岩井和彦さんの夢を受け継ぐ会』が行われた日であり、発行を楽しみにされていた岩井さんに献呈されました。

第1章では、視覚障害者の読書環境の変遷を振り返り、第2章では、電子書籍利用の可能性と課題をさぐり、第3章では、ブックシェアと共同自炊の試みに触れ、第4章では、デジタル教科書の現状と課題を製作現場より発信し、第5章では、国内法整備と電子書籍の関係を著作権問題も含めて述べ、第6章では、岩井委員長が読書困難者の情報バリアフリーについて期待を熱く語っています。

 

視聴覚障害情報提供施設関係者はもとより、点訳・音訳ボランティアおよび団体、行政機関等においても本書をご活用の上、「読書困難者の電子書籍アクセスへの入門書」としてお役立ていただければ、幸甚です。

 

なお、点字版、デイジー版の作成も予定しております。

 


 

高齢者と障害者のための読み書き支援

「見る資料」が利用できない人への 代読 代筆 のご紹介

この図書は、東京都民共済生活協同組合様よりご助成をいただき作成いたしました。

図書の表紙

↑ 図書の表紙

本文P.2〜3

↑本文P.2〜3
(〜発刊によせて〜 知る権利を保障するために生かそう)

高齢者と障害者のための読み書き支援 
〜「見る資料」が利用できない人への代読代筆〜
 が完成いたしました。

 

本書は、視覚障害者のみならず読み書きが困難なすべての人を読み書き情報支援サービス対象者としてとらえ、さまざまな配慮の必要性を例示し、適切に代読・代筆などの「読み書き支援」を行えるように、最低限の知識と効果的な支援方法が記されています。

プライバシーの保護に対する認識、代読・代筆可能な対象物の範囲、表やグラフの読み方、さらには、行政・医療・金融機関等での読み書き対応についてなど、具体的に記述されており、有益な図書として活用されることになるでしょう。

視聴覚障害情報提供施設関係者はもとより、支援ボランティア・団体、行政機関等においても本書をご活用の上、「読み書き支援」活動推進にお役立ていただければ、幸甚です。

 

なお、点字版、デイジー版の作成も予定しております。

 


 

みんなで知っ得『助かる』『助ける』視覚障害者のための防災対策マニュアル増補版」のご紹介

この図書は、埼玉県民共済生活協同組合様よりご助成をいただき作成いたしました

図書の表紙

↑ 図書の表紙

本文P.12〜13

↑本文P.12〜13
(増補版作成の目的と対策マニュアル改定の必要性についての記述)

「みんなで知っ得『助かる』『助ける』視覚障害者のための防災対策マニュアル増補版」が完成いたしました。

一昨年発行した前作は、全国の視覚障害者・高齢者等の災害に対する自助・共助・公助の指針書として高い評価をいただきましたが、その後生じた東日本大震災により、視覚障害者は想定外の深刻な被害と大きな恐怖に襲われました。

そこで今年度は、その教訓・記録を生かし、「個人情報」、「原発事故」、「仮設住宅」等について加筆した増補版を作成いたしました。さらに有益な図書として活用されることになるでしょう。

視覚障害者はもとより、支援組織・団体、行政機関においても本書をご活用の上、防災対策強化にお役立ていただければ、幸甚です。

なお、この増補版は、点字版、デイジー版の作成も予定しております。

 


 

「ひとりでできる家庭料理」のご紹介 この図書は、東京都民共済生活協同組合様よりご助成をいただき作成いたしました

2012年5月26日 読売新聞(岐阜地域版)に掲載された記事より(抜粋)

記事タイトル:視覚障害者向けに料理本

サブタイトル:大きな文字や文章に工夫

記事本文:

視覚障害者の生活を支援しようと、点字図書館など全国の福祉施設でつくる日本盲人社会福祉施設協議会(東京)が、大きな文字を使ったり、調理の流れを文章で具体的に紹介したり、工夫を凝らした視覚障害者向けの料理本「ひとりでできる家庭料理」を作った。同協議会が料理本を出すのは、初めてだ。

点字版と音声用CDも完成する予定で、同協議会は「楽しく料理することを通じて、視覚障害者の自立を支援できれば」と話している。

同協議会の情報サービス部会が、視覚障害者支援の一環として、昨年1月から製作を開始。同部会で編集内容を話し合い、40年余りにわたって視覚障害者向けの料理教室を開いている料理研究家の松井純子さん(東京)が執筆した。

春キャベツや山菜などの旬の食材を生かした季節の料理のほか、後片付けが簡単な電子レンジを使った料理、イタリア、インドなどの家庭料理を紹介。視覚障害者にわかりやすいよう、一般の料理本の2倍ほどの大きな文字が使われている。

食材や手順も細かく説明してあり、例えば、アボカドは「表面がボコボコしてワニ皮に似ている。果肉は黄色と緑色のグラデーションのきれいな色」、調理方法では「とり肉がコロッとなるまで炒める」「牛肉がバラけるくらいにサッと炒める」などと、文章を読めばイメージできるようにした。

B5判272ページで、1800円(消費税別)。一般にも販売する。問い合わせは、同協議会(03-6240-1452)、出版社「読書工房」(03-5988-9160)へ。

(ここまで新聞記事抜粋)

上記の記事にも記載されているように、活字本のほかに、点字版(バインダーで全3冊_発行は、本協議会会員施設の視覚障害者総合支援センターちばTEL043-424-2501)とカセット版およびCD版(デイジー図書_発行は、本協議会会員施設の山口県盲人福祉協会点字図書館 TEL083-231-71114)も作成されております。


日盲社協 点字出版部会 発行図書

「日本点字出版総合目録 平成23年3月版」のご紹介 この目録は、教職員共済生活協同組合様よりご助成をいただき作成いたしました

A4判サイズ 304ページ
表紙の写真

表紙

本文
(書名・著作者名・巻・価格・出版元・発行年が列記されている)

内容

本書は、日本全国の点字出版所が発行している図書を、「日本点字出版図書総合目録」として1冊にまとめたものです。全国の点字図書館や公共図書館、盲学校や特別支援学校の皆さまに、貴重な資料としてご活用していただいています。

点字図書の出版事業はなかなか採算がとれないため、総合目録を自前で発行できる力量がなく、懸念していたところ、教職員共済生活協同組合様から多額のご助成をいただき、7年ぶりにようやく発行することができました。

この総合目録は、歴史・哲学・社会科学・自然科学・芸術・言語・文学など多方面にわたる出版図書を一堂に集めたもので、日本全国の点字出版図書のほとんどを収録しています。蔵書購入の際や視覚障害者への情報提供にご活用いただければ幸いに存じます。

また、4ページには「点字図書給付事業の手続き」も収録しています。この制度は、原本価格の10倍前後となる点字図書を、視覚障害者が原本価格で購入できる制度で、その利用手続き等を説明しています。あわせてご活用いただければ幸いです。