前号『日盲社協通信』Vol.64に掲載された、東京都視覚障害者生活支援センターの中村亮氏による「ホームからの転落事故をどう防ぐか」を読んで、日本ライトハウス点字情報技術センター所長の福井哲也さんから、とても前向きな感想が届きましたので、要旨をご紹介します。

ホーム転落事故にあわない最善の策は、ホームを独りで歩かないことだが、面倒で、時間が余計にかかり、手引きに慣れていない駅員に当たるか知れず、「大きなデメリット」があるに同感です。

そして、独りでホームを安全に歩く3つのポイント、@歩く距離を短く、Aスピードをおとして、Bおかしいと思ったら動かず援助を依頼するに加えて、Cとして「過去の事故の事例をできるだけ知り、今、自分は具体的にどんなふうに転落事故を起こすかもしれないかを頭に描きながら歩く」を追加したらと提案しています。ただ単に「気をつけて歩けと言われても、どう気をつけたらいいのかわからないので、具体的にどんなふうに事故になるかイメージできるようにしたい」というのです。

とても具体的で、全文掲載したかったのですが、誌面がつきました。

次いで、神奈川県ライトセンターを経由して本誌を愛読している個人の読者の方からのご意見です。

「編集後記に、メールで意見などお寄せくださいとありますが、メールのできない人もたくさんいます。点字の手紙や電話も受け付けられるようにお願いします」。

本誌は日盲社協の機関誌ですが、それにもかかわらず個人の読者がおられることは大変ありがたく、編集者冥利につきます。しかし、あくまでも対象読者は、加盟施設の役職員です。現在、加盟施設のいずれもが、事務簡略化のために、業務でEメールを多用しているので、本誌でも「メールでお送り下さい」とお願いした次第です。しかし、だからといって、点字の手紙を無視するわけではありません。実際にこの方の手紙は点字によるものです。本誌の機関誌としての性格を認識してご理解ください。

また、「点字版の表紙に製版・印刷所の記載をお願いします」というご要望もいただきました。この件に対しては、その旨担当の点字出版所に伝え、ぜひ実現したいと考えております。

ホームページ上に『日盲社協通信』の点字データを載せて欲しいというご要望は、紙媒体を大事にしたいのでお断りします。

最後に、自立支援施設部会の盲導犬等委員会の課題であり、大会決議にもある「候補犬の公共交通機関での取り扱い」について、これを認める方向で厚労省が検討に入ったと、10月30日付で共同通信が報じました。これは期待できそうです。

次号は2013年(平成25年)4月を目処に発行する予定です。(福山博)

 

情報提供のお願い

本誌に対する要望・苦情・意見・感想・情報提供は、日盲社協通信発行人・福山博(fukuyama@thka.jp)宛、できるだけメールでお送りください。

 

日盲社協通信65号目次ページへ戻る