自立支援施設部会職員研修会の様子
KEIRIN

本事業は、競輪の補助
を受けて実施しました

養護盲老人ホームひとみ園事務長 岩元 勇史郎

昨年(2012年)11月29日(木)〜30日(金)の日程で、埼玉県深谷市の養護盲老人ホームひとみ園と埼玉グランドホテル深谷を会場に、生活施設部会主催による「平成24年度施設長ならびに専門職員研修会」が、19施設より46名の参加を得て行われた。

実際に行われた内容は、下記の通りである。

 

(1日目)

開会式・オリエンテーション

講演1「私の養護老人ホーム経営」の講師は、公益社団法人全国老人福祉施設協議会・養護老人ホーム運営委員会委員長阿比留志郎氏

講演2「点字毎日の歴史と現状」の講師は、毎日新聞社点字毎日部東京駐在記者濱井良文氏

 

(2日目)

ひとみ園新園舎見学

講演3「盲老人による演劇上演の実際 石川達三作『幸福の限界』」の講師は、(福)日本失明者協会理事長茂木幹央氏

閉会式

 

本研修会による成果は次の通りである。

講演1の演題「私の養護老人ホーム経営」は、講演を通して、具体的に養護老人ホームの経営に役立つ知識を学び、施設経営に生かすことができる内容であった。講演2の演題「点字毎日の歴史と現状」は、講演を通して、世界で唯一現存する点字新聞『点字毎日』の歴史を学び、盲人への理解を深めることができた。

講演3の演題「盲老人による演劇上演の実際」は、講演の中で盲老人の演劇を観劇し、盲老人への理解を深めると共に、視覚障害者の生きがい活動としての演劇を見ることができた。

今後の期待としては、視覚障害者に対する理解力が向上し、より良い盲人福祉サービスが提供できるようになるのではないかと思われた。

 

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