社会福祉法人宮城福祉会視覚障害老人ホーム松風荘元施設長 小野寺 一雄

吉田孝志氏
吉田孝志氏

昨年11月3日文化の日に、当会吉田孝志理事長に瑞宝双光章受章の発表がありました。同月15日に皇居で、天皇陛下から重く大きな喜びとなった勲章を直接親授されました。その時の印象を、「平成13年10月12日宮城国体の時に視覚障害老人ホーム松風荘に行幸啓になり施設を天覧頂きました際、両陛下はとても柔和でお優しく利用者に声をお掛けいただきましたが、受章式では、近寄り難い程威厳に満ちており、神々しくさえ感じました」と、述べております。

吉田孝志氏は、昭和37年4月宮城福祉会設立準備室事務局長として立ち上げに尽力し、昭和41年4月1日養護老人ホーム松寿園を開設。全国の施設関係者から話を聴くなかで、盲老人の幸せを願い視覚障害老人ホーム松風荘を開設しました。その後、特別養護老人ホーム松陽苑を開設し、その他介護老人保健施設や障害者施設、保育所合わせて34施設を設置経営しています。昭和56年10月全国社会福祉協議会表彰、平成4年11月厚生大臣表彰(社会福祉功労賞)、平成16年10月全国老人福祉施設協議会表彰に加えて今回の受章となりました。

人柄は温厚で、全てを受け入れる深く大きな度量があり、関係する人々を魅了し、多くの輝かしい事績を残されております。

今後は、ご健康に留意され、福祉の先駆者として後進を導いて下さいますようにお願し、心からのお祝いの言葉とさせていただきます。

天皇皇后両陛下、浅野宮城県知事を案内する吉田理事長

天皇皇后両陛下、浅野宮城県知事を案内する吉田理事長

 

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