厚生労働省は平成23年3月に発生した東日本大震災における被災者の支援活動等を行った団体等に対して、
その功労に報いるため、厚生労働大臣より感謝状を授与することを決定し、
社会・援護局等の所管事業に関する貢献があった団体として、
日本盲人社会福祉施設協議会など1458団体に贈呈しました。

 

平成25年4月30日、東京・霞が関の厚生労働省で行われた贈呈式では、
障害保健福祉部自立支援振興室の君島淳二室長から、
日盲社協常務理事・岩上義則事務局長に下記のような感謝状が手渡されました。

 

東日本大震災支援活動報告

 

この度の東日本大震災は、我が国の国民が永年にわたり英知と勤勉によって築いてきた生活基盤と尊い人命を一瞬にして奪い去る大災害となりました。

 

甚大な被害と不安、計り知れない恐怖に見舞われた該当地域の皆様のお心はいかばかりだったかとお察しいたしますとともに、衷心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。本来ならば、現地に駆け付けて復興のお手伝いをさせていただき、お慰めすべきところではございますが、それもかなわず、ただただ皆様のご無事と各施設の被害が小さからんことを祈るばかりでございました。

 

日盲社協が唯一できることとして、被災された施設に対しまして、義援金を募ってお役に立ちたいと考えて、加盟施設に募金ご協力のお願いをいたしましたところ大変多くの施設からご賛同を賜り、心の込った義援金が寄せられました。ありがたいことです。被害にあわれた施設の復興にささやかながらもお役に立てていただければ幸いでございます。

 

義援金総額は、 457万4894円

贈呈該当地域は、 岩手県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・千葉県  以上6県

贈呈施設は、 11施設です。

 

義援金配分方法は、第1回理事会評議員会で常務理事に委任されましたのを受けて検討した結果次のように決定させていただきました。

 

該当11施設に基本金20万円を進呈、さらに被害甚大な3施設(下記の@〜B会員施設)に義援金残額を3等分した金額791,631円を加算して贈呈する。

 

しかし、自治体や施設の事情によって残念ながら義援金を受けていただけない施設があることを申し添えさせていただきます。

 

なお、辞退された3施設分の60万円および募集期間締め切り後に寄せられた義援金につきましては、日本盲人福祉委員会(日盲委)の災害支援プロジェクトに寄託して有効活用をしていただくことにいたしました。

 

義援金贈呈施設

@社会福祉法人 養護(盲)老人ホーム 祥風苑(岩手県)

A社会福祉法人 視覚障害老人ホーム 松風荘(宮城県)

B社会福祉法人 特別養護老人ホーム 一重の里(宮城県)

C福島県点字図書館

D茨城県立点字図書館

Eとちぎ視聴覚障害者情報センター

F社会福祉法人視覚障害者総合支援センターちば

G宮城県視覚障害者情報センター

 

以上のような配分決定に基づき、過日開催されました第59回全国盲人福祉施設大会の式典において、義援金目録贈呈式を行い、義援金を受けられた施設の代表者に地震当日の様子、被災状況および復興経過等、一言ずつお言葉をいただきました。

 

目録贈呈式の様子

贈呈された施設代表者のコメントシーン

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