日本盲人社会福祉施設協議会(日盲社協)は、視覚に障害があるかたがたに さまざまなサービスを行っている 施設および団体の 全国組織です。
日盲社協は、1952年(昭和27年) 10月に産声を上げ、1953年 (昭和28年) 9月29日に発足しました。 現在の会員施設数は、200有余です。
平成25年度に、創立60周年を迎えました。
日盲社協の目的は、社会福祉 関係機関 団体と緊密な連携をとりつつ、盲人福祉施設事業を育成強化し、福祉サービスを必要とする人びとが、社会・経済・文化などの活動に参加できるよう援助し、もって視覚障害者の福祉の増進に寄与することです。
日盲社協は、分野別に組織した5つの部会で、活動しています。
各部会を紹介します。
規模や運営形態および事業内容もさまざまですが、主に点字図書や雑誌の出版、自治体広報誌や点字印刷物の受託、点字教科書の出版等をしている全国の点字出版施設が加盟しています。
利用者のみなさんのニーズに応えることができるよう、一層の研鑽を積むとともに、点字出版や点字印刷の諸問題に取り組み、また各種の点字表示の推進にも努めています。
全国の情報提供施設(点字図書館)が加盟しており、視覚障害者への情報提供事業を、ネットワークを組んで実施しています。また、多くの情報提供施設(点字図書館)ではその機能にとどまらず、団体事務局や日常生活訓練、さらには同行援護等、視覚障害者の地域総合福祉センターとしてさまざまな取り組みを展開しています。
視覚障害者を対象とした就労継続支援事業、就労移行支援事業、自立訓練・生活訓練事業、移動支援・同行援護・居宅介護等の生活支援事業、盲導犬等訓練事業、あん摩・はり・きゅう師の養成事業とその実施指導の場である盲人ホーム等の施設が加盟しています。
部会では、それぞれ事業種別に対応した委員会を設け、研修会等を通じて制度改革等の最新情報を共有し、会員施設の事業活性化を目指しています。
養護盲老人施設、特別養護老人施設、救護施設、訪問介護事業所、障害者ケアホーム、障害者支援施設、障害者通所介護事業所、居宅介護事業所、鍼灸研修所など、視覚障害者の生活する場を提供する施設が加盟しています。利用者の自立とQOLを重視した取り組みを行なっています。
点字案内板や点字ブロックなど社会インフラ関連、点字プリンタやパソコン用ソフトなどITC関連、白杖や音声時計など日常生活用具販売など、視覚障害者に関わる機器製造や販売にあたる施設または企業が加盟しています。
部会では、各地域の協力を得て、視覚障害者用用具の展示会を開催して情報の発信をしています。また、最近の行政の動向や、次の商品開発にも繋げるため視覚障害者からの情報の共有化を図っています。
点字サインや点字案内板の普及活動も含めて、バリアフリー化に取り組んでいます。
視覚障害者更生相談および助成事業を行っています。
また、次の二つの施設を運営しています。
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