「ひとりでできる家庭料理」のご紹介

日盲社協情報サービス部会 発行図書

「ひとりでできる家庭料理」のご紹介

この図書は、東京都民共済生活協同組合様よりご助成をいただき作成いたしました。

表紙

本文

2012年5月26日 読売新聞(岐阜地域版)に掲載された記事より(抜粋)
記事タイトル:視覚障害者向けに料理本
サブタイトル:大きな文字や文章に工夫

記事本文:
視覚障害者の生活を支援しようと、点字図書館など全国の福祉施設でつくる日本盲人社会福祉施設協議会(東京)が、大きな文字を使ったり、調理の流れを文章で具体的に紹介したり、工夫を凝らした視覚障害者向けの料理本「ひとりでできる家庭料理」を作った。同協議会が料理本を出すのは、初めてだ。

点字版と音声用CDも完成する予定で、同協議会は「楽しく料理することを通じて、視覚障害者の自立を支援できれば」と話している。

同協議会の情報サービス部会が、視覚障害者支援の一環として、昨年1月から製作を開始。同部会で編集内容を話し合い、40年余りにわたって視覚障害者向けの料理教室を開いている料理研究家の松井純子さん(東京)が執筆した。

春キャベツや山菜などの旬の食材を生かした季節の料理のほか、後片付けが簡単な電子レンジを使った料理、イタリア、インドなどの家庭料理を紹介。視覚障害者にわかりやすいよう、一般の料理本の2倍ほどの大きな文字が使われている。

食材や手順も細かく説明してあり、例えば、アボカドは「表面がボコボコしてワニ皮に似ている。果肉は黄色と緑色のグラデーションのきれいな色」、調理方法では「とり肉がコロッとなるまで炒める」「牛肉がバラけるくらいにサッと炒める」などと、文章を読めばイメージできるようにした。

B5判272ページで、1,800円(消費税別)。一般にも販売する。問い合わせは、同協議会(03-6240-1452)、出版社「読書工房」(03-5988-9160)へ。

(ここまで新聞記事抜粋)
上記の記事にも記載されているように、活字本のほかに、点字版(バインダーで全3冊_発行は、本協議会会員施設の視覚障害者総合支援センターちば(043-424-2501)とカセット版およびCD版(デイジー図書_発行は、本協議会会員施設の山口県盲人福祉協会点字図書館(083-231-71114)も作成されております。

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