令和元年度生活施設部会施設長並びに職員研修会

令和元年度の生活施設部会の研修会は社会福祉法人東京光の家の皆様のご協力を得て、令和2年(2020)1月23日から24日にかけて東京都内で実施した。1月23日はマロウドイン八王子で、1月24日は日野市所在の東京光の家で行った。

1月23日(木)
講演1の演題は「光道園の現状と課題、そして将来に向けて」、講師は光道園常務理事で、同第二光が丘ハウス施設長の荒木博文氏。光道園は昭和32年(1957)に発足。最初は授産施設として出発し、盲重複障害者の施設として発展してきた。現在経営する施設数は17で、職員は常勤と非常勤を合わせて436人の大規模法人となっている。

講演2の演題は「山梨ライトハウスの概要と青い鳥老人ホームの運営状況について」、講師は山梨ライトハウス青い鳥老人ホーム施設長三富学氏。最初に山梨ライトハウスの創立者である長谷部薫氏の紹介あり。
山梨ライトハウスは昭和28年(1953)10月に点字図書館を設立しているところから発足。現在は6施設を経営する他、青い鳥奉仕団、白い杖愛護運動、地域との交流事業などを展開している。
以上、2名の講師による講演会終了後は、参加者による食事会の他に情報交換とカラオケ発表会を行なった。

1月24日(金)
講演3の演題は「視覚障害者と就労」、講師は東京光の家救護施設光の家神愛園施設長の藤巻契司氏と同施設相談員の鈴木英征氏。講演が始まる前に、石渡健太郎理事長より「東京光の家は盲目の人秋元梅吉により大正8年(1919)4月1日に創立された施設である」という話と施設の基本理念と経営の基本方針についての感銘深い話があった。

鈴木講師からは、盲人の職業の歴史等についての話があり、藤巻講師からは、人間は誰かの役に立ちたいという思いがあるので、神愛園では入園者78名中70名は作業に参加しているとの話があった。

施設見学では、立派なレストランを経営されていることに驚いた。東京光の家では現在の7施設の他にまもなく2つのグループホームをオープンさせるとの事だった。

今回の研修会には12施設から26名の職員が参加した。
終わりに、関係の皆様に深く感謝申し上げるしだいである。

 
 
 
 
 

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